歩行者がいるのに進んでしまう心理の正体

みんな勘違いして守っている交通ルール(20)

横断歩道に歩行者がいる。
それに気づいている。
それでも、アクセルを緩めずに進んでしまう。

多くのドライバーが、心当たりのある瞬間です。

これは「悪意」ではありません。
もっと厄介な、人間の心理的です。


【重要】人は「止まらなくていい理由」を探す

歩行者を見た瞬間、脳は無意識にこう考えます。

「まだ渡る“つもり”なだけかもしれない」
「目が合ってないから大丈夫」
「この距離なら先に行ける」

これは危険回避ではなく、
自分の行動を正当化するための思考です。

人は止まる理由より、
進む理由を探す方が楽なのです。


【最重要】判断を先延ばしにする心理

横断歩道で最も多い事故は、
「気づかなかった」ではなく
「判断を遅らせた」結果です

止まるか、行くか。
この判断を一瞬先送りにすると、
車はもう止まれません。

そしてその瞬間、
「もう無理だから行こう」
という決断にすり替わります。


【警察はここも見ている】歩行者の“動き”

警察が見ているのは、
歩行者が実際に歩き出したかどうかだけではありません。

・横断歩道に向かっている
・明らかに進路上にいる
・立ち止まって車を待っている

この状態でも、
「渡ろうとしている」と判断されます。

「まだ足を出していない」は、
免罪符になりません。


集団心理がブレーキを壊す

前の車が止まらなかった。
隣の車も進んだ。

すると脳はこう誤解します。

「止まらなくてもいい状況なんだ」

これは同調バイアスと呼ばれる心理です。
人は一人で止まるより、
みんなと一緒に進む方が安心してしまいます。

事故は、この安心感の中で起きます。


【気を付けること】迷った時点で止まる

横断歩道での正解は、実は単純です。

・迷ったら止まる
・判断を速くする
・歩行者の立場で考える

止まって損をすることはありません。
進んで失うものは、あまりに大きい。


歩行者がいるのに進んでしまうのは、
技術の問題ではありません。
心の癖です。

その癖に気づいた瞬間、
運転は確実に変わります。

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