黄色信号でブレーキを踏むと後ろが悪くなる誤解

みんな勘違いして守っている交通ルール(20)

「黄色で止まると、後ろから追突される」
「だから進んだ方が安全」

この考え方、運転者の間で驚くほど広く信じられています。
しかしこれは、最も危険な誤解のひとつです。

結論から言えば、
黄色信号で適切にブレーキを踏んだあなたが“悪くなる”ことは原則ありません。


【重要】黄色信号は「進め」ではない

道路交通法上、黄色信号は
「止まれ。ただし、安全に停止できない場合を除く」
という意味です。

つまり基本は停止
進行は例外です。

ここが、多くの人が逆に覚えているポイントです。


【最重要】追突の責任は「後続車」が負う

よくある誤解がこれです。

「急に止まったら、前の車が悪い」

しかし警察の原則判断は明確です。

追突事故では、
車間距離を保てなかった後続車の過失が重くなる
これが基本構造です

前の車が黄色信号でブレーキを踏んだとしても、
それが不自然でない限り、前方車両の責任は問われません。


【警察はここも見ている】ブレーキの“踏み方”

ただし、何でもかんでも前が正義、ではありません。

警察が見ているのは、
・信号の位置
・交差点までの距離
・減速の自然さ

たとえば、
交差点から十分距離があり、
減速→停止がスムーズだった場合。

このときの追突は、ほぼ確実に後続車の責任です。

逆に、
・交差点を越えた直後
・意味なく急ブレーキ
・危険なタイミングでの強い制動

この場合は、前方車両にも過失が付く可能性があります。


【重要】「止まった方が危険」は思い込み

黄色で進む車が多いから、
止まると危ない気がする。

しかし実際に事故が多いのは、
黄色で突っ込んだ車同士、または赤信号侵入です。

止まる判断そのものが危険なのではなく、
周囲が見ていないことが危険なのです。


【気を付けること】黄色で止まるときの正解行動

・ブレーキは早めに、じわっと
・ミラーで後続車を一瞬確認
・ハザードは不要(かえって誤解される)

この3つで十分です。

黄色信号で止まる行為は、
勇気でも意地でもありません。
ただのルール順守です。


黄色信号は、
「迷うための色」ではありません。
止まれるなら止まる
それだけで、違反も事故も、確実に減ります。

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