「黄色で止まると、後ろから追突される」
「だから進んだ方が安全」
この考え方、運転者の間で驚くほど広く信じられています。
しかしこれは、最も危険な誤解のひとつです。
結論から言えば、
黄色信号で適切にブレーキを踏んだあなたが“悪くなる”ことは原則ありません。
【重要】黄色信号は「進め」ではない
道路交通法上、黄色信号は
「止まれ。ただし、安全に停止できない場合を除く」
という意味です。
つまり基本は停止。
進行は例外です。
ここが、多くの人が逆に覚えているポイントです。
【最重要】追突の責任は「後続車」が負う
よくある誤解がこれです。
「急に止まったら、前の車が悪い」
しかし警察の原則判断は明確です。
追突事故では、
車間距離を保てなかった後続車の過失が重くなる
これが基本構造です。
前の車が黄色信号でブレーキを踏んだとしても、
それが不自然でない限り、前方車両の責任は問われません。
【警察はここも見ている】ブレーキの“踏み方”
ただし、何でもかんでも前が正義、ではありません。
警察が見ているのは、
・信号の位置
・交差点までの距離
・減速の自然さ
たとえば、
交差点から十分距離があり、
減速→停止がスムーズだった場合。
このときの追突は、ほぼ確実に後続車の責任です。
逆に、
・交差点を越えた直後
・意味なく急ブレーキ
・危険なタイミングでの強い制動
この場合は、前方車両にも過失が付く可能性があります。
【重要】「止まった方が危険」は思い込み
黄色で進む車が多いから、
止まると危ない気がする。
しかし実際に事故が多いのは、
黄色で突っ込んだ車同士、または赤信号侵入です。
止まる判断そのものが危険なのではなく、
周囲が見ていないことが危険なのです。
【気を付けること】黄色で止まるときの正解行動
・ブレーキは早めに、じわっと
・ミラーで後続車を一瞬確認
・ハザードは不要(かえって誤解される)
この3つで十分です。
黄色信号で止まる行為は、
勇気でも意地でもありません。
ただのルール順守です。
黄色信号は、
「迷うための色」ではありません。
止まれるなら止まる。
それだけで、違反も事故も、確実に減ります。
